【読書まとめ】たいていのことは20時間で習得できる
- 作者: ジョシュ・カウフマン,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2014/09/20
- メディア: 単行本
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20時間で習得するとは
ここで紹介されている"習得"というのは"必要十分なレベル"に到達すること意味しています。何事も最初は大変で辛いが、ある程度ちゃんと実践できるようになると楽しいものです。この本は、20時間集中してそこまで到達する方法を指南しています。
20時間で習得する10の方法
- 魅力的なプロジェクトを選ぶ
- 一時に一つのスキルにエネルギーを集中する。
- 目標とするパフォーマンスレベルを明確にする
- スキルをサブスキルに分解する
- 重要なツールを手に入れる
- 練習の障害を取り除く
- 練習時間を確保する
- すぐにフィードバックが帰ってくる仕組みを作る
- 時計のそばで一気に練習する
- 時と速さを重視する
書籍では20時間で必要十分なレベルに到達するまでの方法論として上記10個が挙げられていました。個人的にまとめると「関心のあるテーマを選ぶ」「目標とマイルストンをしっかり持つ」「一気にやりきる」の三つではないかと思います。
- 「関心のあるテーマを選ぶ」
結局20時間集中してやりきるにはそれなりに負担がかかるので根気が必要です。それだけの根気を持つためにも最低限対象に教務を持つことが必要なんだと思います。
- 「目標とマイルストンをしっかり持つ」
どこに向かっているのか、今どこにいるのか、わからなければモチベーションは低下します。なんとなく山のぼりたい!と軽口を叩いたら突然得体の知れない山に連れて行かれて濃霧の中登山することになった。としたら、私ならすぐに下山します。 ぼんやりと山を登りたいと思った時、具体的にどんな山に登りたいのか(ハイキングなのか富士山なのか)目標を定め、登っている途中では今の場所を確認しつつ「今8合目にいるからもう少し頑張ろう」と気持ちを高めることで山は登りきれると思います。
- 「一気にやりきる」
目標達成まで、たらたら・時々・ゆっくり時間をかけて取り組むと、徐々にやってる事に満足して飽きてきませんか。だいたい何かを取り組むときって目標立てて準備している時が一番楽しくて、そこから地道に取り組んでいる時間は退屈だと私は思います。私も同じ理屈で沢山の積ん読が溜まっています。辛い。
そこで一気に20時間走り抜けられるように、集中できる"環境"と"時間"を"道具"をあらかじめ用意して、あとはひたすら集中して取り組む事で達成するることができます。私の場合であれば、書籍を読むときは、あとで読み返すためのチェック用付箋を持って、他の人に邪魔されないベランダで読書をするようにしています。
まとめてしまうと、なんだか単純な理屈のように感じられました。それでも何かを習得するまでに20時間だけ必要、という気持ちを持つ事で、何にでもフットワーク軽く取り組めそうな気がします。
終わり(40分)